ラオスからスタッフが来日!
 
 
本がつくる、キミの未来のものがたり

【エファ通信273号】6月15日(土)、視覚障害者等の読書環境の整備(読書バリアフリー)について一緒に考えませんか?

ラオス事務所のソンパンが来日予定!
 
スタッフの中で一番長くエファで働いているのは、2008年からエファのラオス事務所に勤務しているソンパンです。
 
この夏、ソンパンが来日し、ラオスのいまを伝えるべく行脚する予定です。
 
ソンパンにとってラオスから国外に出るのは初めてとのこと。日本の支援者の皆さんに会えるのを楽しみにしているそう。そして「富士山が見たい」と言っています。ラオスの人にとっても富士山は有名なのですね。
 
報告会のアレンジを開始しました。また本メルマガやウェブサイトでお知らせさせてください。
 
上は「おおきなかぶ」(福音館書店)の読み聞かせを行っているソンパンさんの写真です。
アクセシブルなデジタル版でのメルマガはこちらからご覧ください
エファは、視覚に障害がある方はもちろん、加齢などにより文字が見えにくい方、発達障害のある方など活字による読書が難しい方に対し、文字や音声、画像を同時に再生できるデジタル録音図書である「マルチメディアDAISY」を活用したメルマガをお届けしてまいります。
 
<6月15日(土)>「読書バリアフリー」について考えるシンポジウムを開催!登壇者決定

視覚障害者等の読書環境の整備(読書バリアフリー)について

 

第198回国会において「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)が成立し、2019(令和元)年6月28日に施行されました。

 

読書は、教養を高め、娯楽を得る手段であるのにも関わらず、障害がある人が利用可能な書籍等はいまだ少なく、図書館などでもサポートが十分ではありません。

 

この法律では、障害の有無にかかわらず、すべての国民が読書することのできる環境を整備していくことが示されています。

 

関連サイト)

視覚障害者等の読書環境の整備(読書バリアフリー)について:文部科学省 (mext.go.jp)

 

今月、出版社であるボイジャーから「アクセシブルブック はじめのいっぽ 」が刊行されます。

 

「アクセシブルブック はじめのいっぽ ~見る本、聞く本、触る本~」は、「読書バリアフリー法」や、注目のアクセシブルブックの種類や電子書籍の可能性を詳しく解説した本で、エファも事例として取材を受けました。

 

6月15日に出版記念シンポジウムを開催します。また登壇者が決まりましたのでご紹介します。

「アクセシブルブック はじめのいっぽ 〜見る本、聞く本、触る本〜」

著者:宮田和樹 馬場千枝 萬谷ひとみ
出版社名 ボイジャー
出版年月 2024年5月予定  
電子版:1,540円(税込)
印刷版:2,420円(税込)
 
出版書籍情報
https://store.voyager.co.jp/special/edod_accessible
※今回の会場でお買い求めいただけます。 

シンポジウム詳細

 

日時: 
2024年6月15日(土) 15:00~16:30

 

会場: 
JICA地球ひろば 600号会議室+オンライン

〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町10-5(JICA市ヶ谷ビル内)
https://www.jica.go.jp/domestic/hiroba/about/map/index.html

 

後援:
公益社団法人日本図書館協会

 

参加費:
シンポジウム 無料

 

出版記念パーティーは3,500円となります(軽食、ドリンク付き)
※会費は当日、会場でお支払いください。

 

 プログラム: 

1)基調講演

出版図書「アクセシブルブック はじめのいっぽ~見る本、聞く本、触る本」ダイジェスト報告

著者 宮田和樹さん

 

「アクセシブルブック はじめのいっぽ~見る本、聞く本、触る本」の出版の経緯、見どころなどの内容をお話しいただきます。

 

2)シンポジウム「本の飢餓の解決に向かって」

本の中で事例として紹介されている日本点字図書館、アクセシブルブックサポートセンター、またエファジャパンの事例紹介とともに、「読書バリアフリー」の環境整備をどのように進めていくのか、その考え方と実践について報告します。

モデレーター:

  • 野口武悟さん(専修大学文学部教授)

シンポジスト :

  • 立花明彦さん(社会福祉法人 日本点字図書館・館長)
  • 落合早苗さん(アクセシブルブックサポートセンター 広報WGリーダー)
  • 鎌倉幸子(エファジャパン プログラムマネジャー)
また、シンポジウムの後、17:00~18:30にJICA地球ひろば内のカフェにて記念パーティーを開催します。ぜひご参加ください。

宮田和樹さん

 

愛知県生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。研究者(デジタルカルチャー)。青山学院大学総合文化政策学部非常勤講師・デジタルストーリーテリングラボ代表教員。電子書籍やウェブ、メタバースのアクセシビリティについても調査を行っている。著作翻訳に、デジタル・トラヴェローグ「デジタルブーメラン」、ブルース・チャトウィン「ノマドという可能性」(共に『10+1』No.8、INAX出版、1997 所収)など。所属学会:日本バーチャルリアリティ学会、日本情報教育学会。

野口武悟さん

専修大学文学部教授、放送大学客員教授

 

筑波大学大学院博士課程修了、博士(図書館情報学)。専門は図書館情報学(主に、読書バリアフリー、子どもの読書活動、電子図書館等の研究)現在、日本図書館協会障害者サービス委員会委員、NPOブックスタート理事、日本特別ニーズ教育学会理事なども務める。

 

主な著書に『読書バリアフリーの世界:大活字本と電子書籍の普及と活用』(三和書籍、2023年)、『改訂 図書館のアクセシビリティ:「合理的配慮」の提供に向けて』(樹村房、2021年)など。

立花明彦さん

社会福祉法人 日本点字図書館・館長

 

1961年、広島県生まれ。筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。同図書館情報メディア研究科後期博士課程満期退学。神奈川県総合リハビリテーションセンター、日本点字図書館職員を経て2001年、静岡県立大学短期大学部に赴任し、講師・准教授・教授・学部長を歴任。2022年4月から現職。

 

研究分野は点字図書館を中心とする視覚障害者への図書館サービス、点字図書館史。2008年からは、らい予防法下のハンセン病療養所の盲人の生活実態、ハンセン病盲人の読書と点字図書館の対応等の歴史研究にも取り組んでいる。これらについてまとめた論文としては「長島愛生園におけるハンセン病視覚障害者と点字習得」「ハンセン病盲人と点字習得――大島青松園盲人会の実践とその考察」「ハンセン病療養所盲人の点字習得の源流と栗生楽泉園での舌読の実相」などがある。

 

このほか『新訂 図書館概論』(東京書籍、共著)、『図書館サービス概論』(学芸図書、共著)、『何かお手伝いしましょうか--目の不自由な人へのガイド』(産学社)などの著書もある。

落合早苗さん

アクセシブルブックサポートセンター(ABSC) 広報WGリーダー、O2O Book Biz株式会社代表取締役

 

出版社、IT関連会社などを経て2004年より電子書籍事業に従事。2004年から2015年まで、電子書籍検索サイト「hon.jp」を運営。日本出版インフラセンター・出版情報登録センターの構築・運営支援など業界のデジタライゼーションに携わる。

 

著書に「電子書籍ビジネス調査報告書」シリーズ(共著/インプレス)、『なかったことにしたくない ~電子書籍をさがすなら hon.jpの5122日』(ボイジャー)など。

鎌倉幸子

エファジャパン プログラムマネジャー

 

青森県弘前市出身。2020年6月にエファジャパンに入り、海外事業を担当。現在はプログラムマネジャーとして、事業のマネジメントや広報・ファンドレイジングを担当している。

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